問いかける短篇 : 翻案・童話・寓話
著者
書誌事項
問いかける短篇 : 翻案・童話・寓話
(近代文学研究叢刊, 72)
和泉書院, 2022.3
- タイトル別名
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問いかける短篇 : 翻案童話寓話
- タイトル読み
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トイカケル タンペン : ホンアン・ドウワ・グウワ
大学図書館所蔵 件 / 全109件
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収録内容
- 光源としての錯誤 : 夏目漱石『夢十夜』
- 船上と白洲 : 森鷗外「高瀬舟」
- 誤算の闇 : 菊池寛「藤十郎の恋」
- 芥川龍之介童話の因果 : 「蜘蛛の糸」から「魔術」へ
- 小川未明「赤い蠟燭と人魚」とその周辺
- 異形の兄姉・饒舌な弟妹
- 戦後短篇管見
- 三島由紀夫自選短編集『真夏の死』の諸相
- 森見登美彦『新釈走れメロス 他四篇』論
内容説明・目次
内容説明
視点人物の錯誤や死角・物語が孕む矛盾・構成上の断絶・変則的な因果の構図や定型からの逸脱・反復の中の変化に着目、原拠や周辺の諸言説との比較検討を通し、漱石・〓外・芥川から三島などの戦後作家、さらに直近の現代作家の短篇に即して、その緻密な構築性を解明する。
目次
- 1 錯誤と死角(光源としての錯誤—夏目漱石『夢十夜』;船上と白洲—森〓外「高瀬舟」;誤算の闇—菊池寛「藤十郎の恋」)
- 2 “型”からの逸脱(芥川龍之介童話の因果—「蜘蛛の糸」から「魔術」へ;小川未明「赤い蝋燭と人魚」とその周辺)
- 3 反復と変質(異形の兄姉・饒舌な弟妹;戦後短篇管見;三島由紀夫自選短編集『真夏の死』の諸相)
- 4 連作のメタフィクション(森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』論)
「BOOKデータベース」 より