延びすぎた寿命 : 健康の歴史と未来
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書誌事項
延びすぎた寿命 : 健康の歴史と未来
河出書房新社, 2022.4
- タイトル別名
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La grande extension : histoire de la santé humaine
- タイトル読み
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ノビスギタ ジュミョウ : ケンコウ ノ レキシ ト ミライ
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注記
参考文献: p318-329
内容説明・目次
内容説明
本書がこれから語るのは、おもに、一本調子で上昇する寿命カーブに隠された3つの現象、すなわち健康の決定要因は変化すること、社会の改善はときに人間に不利益をもたらすこと、そして将来の健康はほとんど予想不能なこと、である。私たちがしばしば経験する推論のバイアスにより、これからも寿命は延び続けると思いがちである。しかしながら、この傾向は不確実になっている。近年の人間は自らの発展に気をとられているうちに、意図せずして2種類のリスクを出現させた。それらのリスクはあまりに大きく、メタ問題になっている。それは行動と環境に関するリスクである。それらはすでに、人間の健康に想像もつかないほどの負荷をかけており、死者や病気を増やして人間をますます不幸にしている。
目次
- 1部 微生物の時代(先史時代から工業化以前の時代まで—平均余命三〇年;一七五〇‐一八三〇年—弱々しい健康改善 ほか)
- 2部 医学の時代(一九四五‐一九七〇年—モデル転換;心血管疾患 ほか)
- 3部 二一世紀の健康をめぐる三つの問題(三倍長生きするのにいくらかかるか?;健康格差 ほか)
- 4部 二一世紀—後退(後退する人間の健康;人間の健康に対する気候のインパクト ほか)
「BOOKデータベース」 より