脳のシステム・アーキテクチャー : 脳の見方:知能の探求 System architecture of the brain : a view of the brain, exploring human intelligence
著者
書誌事項
脳のシステム・アーキテクチャー : 脳の見方:知能の探求 = System architecture of the brain : a view of the brain, exploring human intelligence
講談社エディトリアル, 2022.4
- タイトル別名
-
脳のシステムアーキテクチャー : 脳の見方知能の探求
- タイトル読み
-
ノウ ノ システム アーキテクチャー : ノウ ノ ミカタ チノウ ノ タンキュウ
大学図書館所蔵 件 / 全104件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献: p473-491
内容説明・目次
内容説明
本書は、知能の解明に関心を持つ読者層を対象とします。前提知識はとくに必要ありません。すべて本書内で初歩から順番に説明してゆきます。内容として、知能の3要素「知(知識・記憶)・情(喜怒哀楽)・意(意思・思考)」を一通りカバーします。また、知能を意識系(大脳系)と無意識系としても見ます。後者での小脳の不思議な働きも取り上げます。本書を貫く主要テーマは記憶です。記憶を分類し、それが、いつ、どこで、どのように形成され、忘却されるのか探求します。また、ヒト特有の連想記憶の働きとその動作原理についても解説します。トピックとして、脳の神経交叉、カクテル・パーティ効果、そしてデフォルト・モード・ネットワークなど不思議な現象とされてきた謎の解明も試みます。神経交叉は長年の謎とされてきたものです。説明は、知能の働きと脳の構造を対応させながら進めます。さらにマクロ現象(認識など)とミクロ現象(神経細胞の活動)間の橋渡しを試みます。そのため、最初に記憶と認識対象(オブジェクト)を定義します。定義には、IT業界のオブジェクト指向技術を借用します。そして「意味」や「理解(分かる)」のような曖昧語も情報工学的に定義します。
目次
- 生物系としての知能と基本語の解説
- 脳の構造
- 大脳の入出力
- 間脳と視床
- 感覚と知覚
- 認識系(意識系)
- 無意識系
- 遺伝子
- 大脳皮質の処理機能と記憶の分類
- 知情意の知(知識):オブジェクトの記憶域
- 知情意の情:情動系と大脳辺縁系
- 知情意の意:前頭連合野
- 脳の進化と知能の進化
- 記憶・学習・認識におけるミクロとマクロの関係
- 大脳新皮質の構造と学習・認識・記憶
「BOOKデータベース」 より