ヴァンデ戦争 : フランス革命を問い直す
著者
書誌事項
ヴァンデ戦争 : フランス革命を問い直す
(ちくま学芸文庫, [モ19-1])
筑摩書房, 2022.5
- タイトル読み
-
ヴァンデ センソウ : フランス カクメイ オ トイナオス
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注記
筑摩書房 1996年刊の文庫化
参考文献: p503-508
ヴァンデ戦争史年表: p509-517
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
「自由・平等・友愛」を掲げて行われたフランス革命。その革命政府によって課された重税、徴兵令や、カトリック教会への抑圧などに反発して起こったフランス西部・ヴァンデ地方の民衆蜂起は、「カトリック王党軍」という反乱軍を組織して、共和軍との数年に及ぶ内戦へと突入した。革命政府は、ヴァンデ地方での無差別の大量殺戮をもってこれを弾圧し、1793年から96年にかけて革命の名の下に数十万の民衆が犠牲となる。ヴァンデの人々はフランス革命をどう捉え、何を目的に行動したか。史料に基づいて、「後進地域の狂信的民衆による反革命蜂起」とみなされてきた戦争の実態を克明に描く。
目次
- 1 つくられたイメージ
- 2 革命への期待と願望
- 3 急旋回—抵抗の原因をめぐって
- 4 怒涛のごとく
- 5 連戦連勝
- 6 民衆の組織・論理と感性
- 7 防衛戦への転化
- 8 西北西の風に抗して
- 9 処刑と虐殺
- 10 その後のヴァンデ
「BOOKデータベース」 より