依存症と回復、そして資本主義 : 暴走する社会で「希望のステップ」を踏み続ける

書誌事項

依存症と回復、そして資本主義 : 暴走する社会で「希望のステップ」を踏み続ける

中村英代著

(光文社新書, 1201)

光文社, 2022.5

タイトル別名

依存症と回復そして資本主義 : 暴走する社会で希望のステップを踏み続ける

依存症と回復、そして資本主義

タイトル読み

イゾンショウ ト カイフク ソシテ シホン シュギ : ボウソウ スル シャカイ デ キボウ ノ ステップ オ フミツズケル

大学図書館所蔵 件 / 75

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p258-261

内容説明・目次

内容説明

自分は依存症かもしれないと思ったことがある人や、家族のとまらない行動に困っている人はたくさんいるだろう。メディアでは有名人の薬物やアルコール問題が頻繁にとりあげられ、「依存症」という言葉は広く知られているが、今なお「依存症=意志の弱さ」ととらえられがちだ。かつて摂食障害の当事者でもあった著者は、現代の資本主義社会において、「依存をめぐる行動はこの社会の中で必然的に生じる行動パターンのひとつ」と述べる。本書では、当事者コミュニティ(薬物依存の回復支援施設「ダルク」、依存症からの回復のための世界規模の共同体「十二ステップ・グループ」)における回復実践をみていきながら、これらが示す人類の新たな共生のあり方、そして「弱さから善さへと向かう意欲の物語」を描き出す。

目次

  • 第1章 依存症と回復
  • 第2章 ベイトソンの認識論(エピステモロジー)
  • 第3章 ダルク—薬物依存のリハビリテーション施設
  • 第4章 十二ステップ・グループ—依存症の回復コミュニティ
  • 第5章 依存症の支援者—変えようとしない支援
  • 第6章 分裂生成に満ちたこの社会で—ベイトソンが示した希望
  • あとがき “弱さ”から“善さ”へと向かう意欲

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ