「文明開化」と江戸の残像 : 一六一五〜一九〇七
著者
書誌事項
「文明開化」と江戸の残像 : 一六一五〜一九〇七
(明治維新を担った人たち, 3)
ミネルヴァ書房, 2022.6
- タイトル別名
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文明開化と江戸の残像 : 1615-1907
- タイトル読み
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「ブンメイ カイカ」ト エド ノ ザンゾウ : 1615〜1907
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注記
文献あり
収録内容
- 「文明開化」の背景にある「江戸文化」 / 岩下哲典著
- 徳川政権、武と文の相克 : ペリー来航から明治維新への道 / 岩下哲典著
- 幕末維新期における軍陣病院の役割 : 赤川玄檪・奇兵隊・ウィリスに注目して / 萱田寛也著
- 維新前夜の海外情報と、幕府・洋学者の緊張関係 : 鷹見泉石・箕作阮甫・柳河春三・福沢諭吉を例に / 佐々木千恵著
- 大槻文彦と『言海』編纂 : 新資料「言海跋」と「古とばのうみのおくがき」を通して / 田鍋桂子著
- 幕末維新の変動と日本地理像 : 松浦武四郎の北海道改号問題を中心に / 濱口裕介著
- 芝公園となった増上寺 : 太政官布達公園と社寺境内 / 鈴木勇一郎著
- 明治期、華族階級の婚姻・審査実態 : 宮内庁宮内公文書館所蔵「華族身分録」「華族諸願録」からみた / 稲垣知子著
- 明治期の杉谷雪樵 : 熊本藩細川家お抱え絵師のゆくえ / 伊藤千尋著
内容説明・目次
内容説明
近代日本の出発点となった明治維新そして明治国家を、政治・思想、経済・技術、文化・教育から総合的に捉え直すシリーズ全三巻。第三巻では、直線的な「文明開化」ではなく、さまざまな「文明開化」と「江戸の残像」が描かれる。武士のエトス、病院、新聞等のメディア、辞書、「北海道」、公園、華族制度、「御用絵師」をテーマにして、それらがどのように変化したのか、あるいは変化しなかったものは何であるか、「明治維新」とは我々の歴史の上で、どのような社会変革だったのか、それらを考えるきっかけになれば幸いである。
目次
- 「文明開化」の背景にある「江戸文化」
- 第1部 維新の力—そのハードとソフト(徳川政権、武と文の相克—ペリー来航から明治維新への道;幕末維新期における軍陣病院の役割—赤川玄檪・奇兵隊・ウィリスに注目して)
- 第2部 学問と知識の力—横と縦の連携と家業承継(維新前夜の海外情報と、幕府・洋学者の緊張関係—鷹見泉石・箕作阮甫・柳河春三・福沢諭吉を例に;大槻文彦と『言海』編纂—新資料「言海跋」と「〓とばのうみ の おくがき」を通して)
- 第3部 空間力、その把握と創造(幕末維新の変動と日本地理像—松浦武四郎の北海道改号問題を中心に;芝公園となった増上寺—太政官布達公園と社寺境内)
- 第4部 華族と家族—婚姻制度と実態、パーソナルな芸術的営為(明治期、華族階級の婚姻・審査実態—宮内庁宮内公文書館所蔵「華族身分録」「華族諸願録」からみた;明治期の杉谷雪樵—熊本藩細川家お抱え絵師のゆくえ)
「BOOKデータベース」 より