葉隠「武士道」の史的研究

書誌事項

葉隠「武士道」の史的研究

谷口眞子著

吉川弘文館, 2022.8

タイトル別名

葉隠武士道の史的研究

タイトル読み

ハガクレ ブシドウ ノ シテキ ケンキュウ

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注記

山本常朝略年譜: p35-42

「葉隠」に関する書籍リスト: 巻末p9-24

収録内容

  • 創られた葉隠像の解体に向けて
  • 山本常朝の略歴と葉隠の奉公観
  • 山本常朝の古今伝授奉公
  • 歴代藩主へ提出した常朝の意見・異見・諫言
  • 葉隠成立と鍋島直茂百回忌
  • 明治~昭和初期の葉隠抄本・全集本の刊行
  • 一九三○年代の佐賀における葉隠の顕彰と学校教育
  • 一九三○年代の日本における葉隠の普及過程
  • 日本精神としての葉隠
  • テクストとしての葉隠と書物としての『葉隠』

内容説明・目次

内容説明

現代人はなぜ、葉隠と言えば「武士道というは死ぬこととみつけたり」を想起するのか。日本史・日本思想史・日本文学にまたがる領域横断的方法から、葉隠“武士道”三〇〇年の歴史に迫り、現代人が無意識のうちに前提としてきた「日本」「武士道」の認識枠組みが、過去の記録・記憶・歴史意識の絶えざる読み替えの結果であることを示す初めての書。

目次

  • 序論 創られた葉隠像の解体に向けて
  • 第1部 葉隠成立の軌跡と山本常朝の奉公観(山本常朝の略歴と葉隠の奉公観;山本常朝の古今伝授奉公—和歌を通じた公家との交流;歴代藩主へ提出した常朝の意見・異見・諌言;葉隠成立と鍋島直茂百回忌—中野家・山本家の危機)
  • 第2部 読み替えられていく葉隠—ナショナリズムと郷土愛(パトリオティズム)のはざまで(明治〜昭和初期の葉隠抄本・全集本の刊行;一九三〇年代の佐賀における葉隠の顕彰と学校教育—葉隠をめぐる「記憶の場」と「教育の場」;一九三〇年代の日本における葉隠の普及過程;日本精神としての葉隠—戦陣訓発布から特別攻撃隊へ)
  • 結論 テクストとしての葉隠と書物としての『葉隠』—言説空間と意味生成のメカニズム

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC16128861
  • ISBN
    • 9784642043519
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    7, 425, 24p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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