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ぼくらの戦争なんだぜ

高橋源一郎著

(朝日新書, 874)

朝日新聞出版, 2022.8

タイトル読み

ボクラ ノ センソウ ナンダゼ

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注記

『小説トリッパー』に連載の「たのしい知識」(2019年冬季号, 2020年春・夏季号, 2021年冬季号をのぞく2019年秋季号から2022年夏季号まで) を改題・加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

教科書を読む。「戦争小説」を読む。戦争詩を読む。すると、考えたこともなかった景色が見えてくる。人びとを戦争に駆り立てることばの正体が見えてくる。古いニッポンの教科書、世界の教科書を読み、戦争文学の極北『野火』、林芙美子の従軍記を読む。太宰治が作品の中に埋めこんだ、秘密のサインを読む。戦意高揚の国策詩集と、市井の兵士の手づくりの詩集、その超えられない断絶に橋をかける。「彼らの戦争」ではなく「ぼくらの戦争」にふれるために。

目次

  • 第1章 戦争の教科書(ニッポンの教科書;ドイツの教科書、フランスの教科書 ほか)
  • 第2章 「大きなことば」と「小さなことば」(戦争と記憶、庶民の戦争;『この世界の片隅に』の語り方 ほか)
  • 第3章 ほんとうの戦争の話をしよう(正しい戦争の描き方;彼らの戦争なんだぜ)
  • 第4章 ぼくらの戦争なんだぜ(ごはんなんか食べてる場合じゃない;女たちも戦争に行った ほか)
  • 第5章 「戦争小説家」太宰治(加害の国の作家;ずっと戦争だった ほか)

「BOOKデータベース」 より

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