差別と宗教の日本史 : 救済の「可能性」を問う
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書誌事項
差別と宗教の日本史 : 救済の「可能性」を問う
(シリーズ宗教と差別, 第2巻)
法藏館, 2022.9
- タイトル別名
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差別と宗教の日本史 : 救済の可能性を問う
- タイトル読み
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サベツ ト シュウキョウ ノ ニホンシ : キュウサイ ノ カノウセイ オ トウ
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注記
その他の編者: 舩田淳一, 関口寛, 小田龍哉
監修: 磯前順一, 吉村智博, 浅居明彦
参考文献: p282-284
内容説明・目次
内容説明
宗教は、人々を本当に救済してきたか?「救済」と差別の分かちがたい現実を前に、歴史は何を語り得るのか。前近代・近代をつらぬく宗教と差別の構造を徹底して問い直し、「救済」の不可能性の先に、可能性の余白を読みとろうとする新たな試み。歴史の隘路に突破口を探る。
目次
- 序章 差別と宗教の日本史のために—宗教・前近代・余白
- 第1部 排除と包摂の力学(古代日本の罪と穢れ;河原者と非人—中世の“排除”されながら“包摂”される人々;神職人—近世の神道系神祇奉仕者をめぐる「聖」と「賎」;神道国教化政策期の神社祭礼と被差別民—近江国における神仏分離と氏子加入;「祈り」への差別と「祈り」による差別—近世から原爆後の長崎における被差別集団をめぐる宗教性と統治について)
- 第2部 秩序と禁忌(古代伊勢神宮のハラエと罪・「穢」の特質—両宮儀式帳を素材に;死穢を超越する神—中世南都律僧の春日信仰に向けて;悪神の神性の転回/展開と宗教的主体の生成—差別・排除を超える構えへの問い;植民地朝鮮のアマテラス型一神教—血族ナショナリズムの観点から)
- 第3部 救済とコスモロジー(日本の仏教と女性の“救済”;律宗と親鸞系諸門流の聖徳太子信仰;井上正鐵の教えと“救い”;近代社会事業の形成と「救済」観の転換)
「BOOKデータベース」 より