近代中国の新疆統治 : 多民族統合の再編と帝国の遺産

書誌事項

近代中国の新疆統治 : 多民族統合の再編と帝国の遺産

木下恵二著

(慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究選書)

慶應義塾大学出版会, 2022.9

タイトル読み

キンダイ チュウゴク ノ シンキョウ トウチ : タミンゾク トウゴウ ノ サイヘン ト テイコク ノ イサン

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注記

博士論文 (慶應義塾大学, 2021年) を基にしたもの

引用・参考文献一覧: 巻末p6-17

内容説明・目次

内容説明

近代以降の中国の多民族統合のありかたを、新疆地域に焦点を当てながら明らかにする。「中華」という伝統的アイデンティティ、そして秩序安定のためのソ連型「自治的」民族政策の導入。現在の周辺地域統治の背後にある「偉大な中華民族」イデオロギーを理解する一助となる一冊。

目次

  • はじめに 帝国継承国家としての「中国」
  • 第1章 伝統的統治の動揺と崩壊—楊増新の統治とその限界
  • 第2章 盛世才政権におけるソ連型民族政策の導入と「民族自治」
  • 第3章 盛世才による粛清と民族政策の破綻
  • 第4章 国民党政権の新疆統治の論理—一九四〇年代
  • 第5章 国民党政権の新疆統治政策
  • 第6章 共産党政権の新疆統治における民族と階級—一九五〇年代
  • おわりに 民族自決的統合と国民的統合とがせめぎ合う帝国継承国家・中国

「BOOKデータベース」 より

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