「風の谷のナウシカ」と「モモ」から学ぶ : たいせつなことは何か

書誌事項

「風の谷のナウシカ」と「モモ」から学ぶ : たいせつなことは何か

山本哲士 [著]

(知の新書, Japan/culture ; J01)

文化科学高等研究院出版局 , 読書人 (発売), 2022.9

タイトル別名

風の谷のナウシカとモモから学ぶ : たいせつなことは何か

タイトル読み

「カゼ ノ タニ ノ ナウシカ」ト「モモ」カラ マナブ : タイセツナ コト ワ ナニ カ

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注記

ブックジャケット裏表紙側折り返しに「日本国際高等学術会議CPCセミナー : capital, place & culture」とあり

内容説明・目次

内容説明

生きねば!コロナ禍、ウクライナ戦争、気候変動によって、世界秩序が根本から変わらざるをえなくなっている現在、ふたりの少女が示す人類の「生きる」シニフィアン(意味するもの)を探る。宮崎駿による壮絶なナウシカの戦いと愛。人類と村の生存を背負うナウシカは、王蟲と語らい、テトとカイによりそわれながら腐海の謎に挑み、大海嘯に直面し、巨神兵オーマとともに、世界を浄化へ向けてプログラムしている墓所を瓦解させる。傑作漫画7巻に肉迫する解読。まるでコロナ禍を予測していたかのようなマスクをしないと生きのびれない瘴気にあふれた森の世界。そしてミヒャエル・エンデの『モモ』は、灰色の男たちに時間を奪われた現代人のあり方を風刺しながら産業社会の根源をあらわにし、本来の人間のたいせつなあり方を示す。八ヶ岳場所セミナーの語らいからの書き下ろし。

目次

  • まえがき—「星の王子さま」から
  • 1 『モモ』から学ぶ、たいせつなこと(モモとベッポとジジ—たいせつな存在とコンビビアルな関係と場所;時間をうばう灰色の男たち—ひっくりかえった生活世界;時間の花の国とマイスター・ホラ、そしてカシオペイア—本質的なもの ほか)
  • 2 「生きる」ナウシカから学ぶ—対関係のやさしさ(「モモ」から「ナウシカ」へ;ナウシカとクシャナ;出会いと場所と出立 第1章 風の谷 ほか)
  • 3 知をつくし情をつくしてたいせつなことを—現在世界としての「風の谷のナウシカ」と真実を語り見ること(生存と世界観)
  • 終章 王蟲、カイ、テトが亡くなった悲しみをこえて生きる対の力

「BOOKデータベース」 より

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