我々の星のハルキ・ムラカミ文学 : 惑星的思考と日本的思考
著者
書誌事項
我々の星のハルキ・ムラカミ文学 : 惑星的思考と日本的思考
彩流社, 2022.10
- タイトル別名
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Haruki Murakami
我々の星のハルキムラカミ文学 : 惑星的思考と日本的思考
- タイトル読み
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ワレワレ ノ ホシ ノ ハルキ・ムラカミ ブンガク : ワクセイテキ シコウ ト ニホンテキ シコウ
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注記
その他の編者: 山﨑眞紀子, 高橋龍夫, 横道誠
編者「高橋」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
村上春樹関係年譜: p302-331
文献あり
内容説明・目次
内容説明
ハルキ・ムラカミの文章はいかにして日本から世界=惑星の隅々まで届くのか。村上春樹は、日本を舞台に日本語で描かれた作品を、日本から世界へ向けて発信し続けている。その意味では「日本のローカルな」作家ではなく、かといって「米国発のグローバルな」作家でもない。この「惑星的思考」ともいうべき村上春樹の世界観を、国内外の村上春樹/ハルキ・ムラカミ研究者が共に検証する珠玉の論考の集成。
目次
- 翻訳(ヨーロッパに浮かぶ二つの月—村上春樹『IQ84』を翻訳すること;村上春樹『国境の南、太陽の西』の新旧ドイツ語訳;一九八五年の「相棒」とは誰だったのか—短編「パン屋再襲撃」の翻訳をめぐって)
- 歴史/物語(hi/story)(『海辺のカフカ』における時空—少年Aをめぐる方法としての歴史性;村上春樹作品にみる「神話的思考」と物語の構造)
- 海外作家(『羊をめぐる冒険』をめぐるゴールド・ラッシュの点と線—初期三部作に刻まれたジャック・ロンドンの痕跡;ここは僕の場所でもない—フィッツジェラルドからチャンドラー、そして村上へ)
- 紀行(村上春樹の紀行文と小説における相互影響について—なぜ『多崎つくる』は名古屋にもフィンランドにも「行かずに」書かれたか;『ノルウェイの森』誕生の地ローマ・トレコリレジデンス探訪記—村上春樹『遠い太鼓』から探るローマで誕生した意味;『海辺のカフカ』を歩く—舞台としての香川・高松)
「BOOKデータベース」 より