この父ありて : 娘たちの歳月
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この父ありて : 娘たちの歳月
文藝春秋, 2022.10
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この父ありて : 娘たちの歳月
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コノ チチ アリテ : ムスメ タチ ノ サイゲツ
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主要参考文献: p272-277
Description and Table of Contents
Description
不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。
Table of Contents
- 渡辺和子—「私は父の最期のときを見守るために、この世に生を享けたのかもしれない」
- 齋藤史—「もののふの父の子に生れもののふの父の寂しさを吾が見るものか」
- 島尾ミホ—「死ニタイ、シンドイ、結婚シタ事ヲ悔ヤム。ジュウ(父)ヲ捨テテ来タバチカモ」
- 石垣りん—「父と義母があんまり仲が良いので鼻をつまみたくなるのだ」
- 茨木のり子—「いい男だったわ お父さん 娘が捧げる一輪の花」
- 田辺聖子—「やさしい言葉の一つもかけることなく、父を死なせてしまった」
- 辺見じゅん—「父が亡くなり、私もまた死んだと思った」
- 萩原葉子—「私はまさしく父親の犠牲者としてこの世に生まれた」
- 石牟礼道子—「憎くて、ぐらしかおとっつあま、地ごく極楽はおとろしか」
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