薄れゆく境界線 : 現代アメリカ小説探訪
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薄れゆく境界線 : 現代アメリカ小説探訪
講談社, 2022.11
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The fading borderlines
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ウスレユク キョウカイセン : ゲンダイ アメリカ ショウセツ タンボウ
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Note
欧文タイトルはブックジャケットによる
初出: 『群像』2020年6月号-2022年8月号(2021年9月号を除く)
書籍化にあたり、加筆あり
書名・作品名索引: p205-211
作家名索引: p212-215
Contents of Works
- 「知らない世界」はどこに : 風俗小説
- 「場所の感覚」 : リージョナリズム/南部小説
- 「貧乏白人」という表象 : 「ラフ・サウス」の文学
- 「普通」の地域に住む「普通」の人々 : 郊外小説
- 階級問題の再導入 : ノワール小説
- 駆逐される「闇」 : ゴシック小説
- 一回かぎりのプロジェクト : ロード・ノヴェル
- したたかなサバイバル : ドロップアウト小説
- アメリカの「お家芸」 : 戦争小説
- ポストモダン的認識の向こうに : メタフィクション
- なぜアメリカはこうなってしまったのか : 歴史小説(1)
- 混沌とした「現実」への不安 : 歴史小説(2)
- フェミニズムとの距離 : 女性文学
- 脱特権化のなかで : ゲイ/レズビアン小説
- 受苦への批評的まなざし : ユダヤ系文学
- 「抗議小説」をこえて : 黒人文学
- 「個」と「全体」 : 先住民文学
- 差異への感受性 : アジア系文学(1)
- 強制収容の体験/記憶 : アジア系文学(2)
- 祖国、そしてアメリカ : アジア系文学(3)
- 葛藤なき成熟? : アジア系文学(4)
- 境界を意識させる「越境」 : チカーノ文学
- 「裏庭」の視線 : カリブ系文学
- 外部などどこにもありはしない : 異境小説
- 「自然」と「共同体」 : エコフィクション
- フォークナーからモリスンへ : 反近代小説
Description and Table of Contents
Description
ポストモダンと呼ばれる時代、すべては多様化し、さまざまな境界線が薄れ、あるいは正当性を問われ、引き直される。「アメリカ」自体の輪郭がぼやけていくなか、「小説」は時代と社会をどうとらえるのか。「自由の国」のアイデンティティを考察する、現代米文学の最良の道案内。
Table of Contents
- 「知らない世界」はどこに—風俗小説
- 「場所の感覚」—リージョナリズム/南部小説
- 「貧乏白人」という表象—「ラフ・サウス」の文学
- 「普通」の地域に住む「普通」の人々—郊外小説
- 階級問題の再導入—ノワール小説
- 駆逐される「闇」—ゴシック小説
- 一回かぎりのプロジェクト—ロード・ノヴェル
- したたかなサバイバル—ドロップアウト小説
- アメリカの「お家芸」—戦争小説
- ポストモダン的認識の向こうに—メタフィクション〔ほか〕
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