越境の中国史 : 南からみた衝突と融合の三〇〇年

書誌事項

越境の中国史 : 南からみた衝突と融合の三〇〇年

菊池秀明著

(講談社選書メチエ, 776)

講談社, 2022.12

タイトル別名

越境の中国史 : 南からみた衝突と融合の三〇〇年

タイトル読み

エッキョウ ノ チュウゴクシ : ミナミ カラ ミタ ショウトツ ト ユウゴウ ノ サンビャクネン

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注記

参考文献: p259-264

索引: p265-269

内容説明・目次

内容説明

古代以来、中国の歴史は「北から動く」ものだった。しかし清代末期、近代への「変革の風」は南から吹く。その風を起こしたのは、ヤオ族やチワン族などの周辺民族と、漢人や客家の移民たちが生み出す「越境のエネルギー」だった。辺境で過熱する科挙、キリスト教や儒教と軋轢を起こす秘密結社、厳しい競争に生き残るための「〓食(ワンセック)」という行動様式、「外来政権」の波状的な支配を受ける台湾原住民など、中国社会の多様性と流動性から、歴史と現在を捉えなおす。

目次

  • 序章 中国史のフロンティア=華南
  • 第1章 動き出した人々—福建・広東の移民活動
  • 第2章 越境する漢人移民—広西と台湾への入植
  • 第3章 辺境の科挙熱—中国文明と向き合う
  • 第4章 周辺民族の抵抗と漢文化—流入する移民と秘密結社
  • 第5章 太平天国を生んだ村で—移民社会のリーダーたち
  • 第6章 械闘と動乱の時代—つくり直される境界
  • 終章 越境してやまない人々—海外移住と新たな統合

「BOOKデータベース」 より

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