〈怪異〉とミステリ : 近代日本文学は何を「謎」としてきたか

著者

書誌事項

〈怪異〉とミステリ : 近代日本文学は何を「謎」としてきたか

乾英治郎 [ほか] 編著

青弓社, 2022.12

タイトル別名

怪異とミステリ : 近代日本文学は何を謎としてきたか

タイトル読み

〈カイイ〉ト ミステリ : キンダイ ニホン ブンガク ワ ナニ オ「ナゾ」ト シテ キタ カ

大学図書館所蔵 件 / 全87件

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の編著者: 小松史生子, 鈴木優作, 谷口基

監修: 怪異怪談研究会

内容説明・目次

内容説明

岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などの作品に潜む怪異を精緻に読み解く。そして、ミステリというジャンルで展開される怪異の拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。

目次

  • 特別寄稿　怪異とミステリ—その面白さの類似と相違について
  • 第１部　「怪異」と「ミステリ」の遭遇（歌舞伎と探偵小説—『東海道四谷怪談』とその変容；怪異と謎解き、そして郷愁—岡本綺堂の探偵小説作法；イギリス怪奇幻想ミステリと近代日本文学—Ａ・ブラックウッドと芥川龍之介を中心に　ほか）
  • 第２部　「怪異」と「ミステリ」の交差（「怪談」以上「探偵小説」未満の世界—江戸川乱歩の「幻想怪奇の小説」について；脳内に現象する怪異—海野十三・夢野久作・蘭郁二郎；“侵食”する“死者”たち—久生十蘭「死亡通知」における空襲と“怪異”　ほか）
  • 第３部　「怪異」と「ミステリ」の融合（家霊を脱構築する女—小野不由美『残穢』の“転居”と戸川昌子「大いなる幻影」の“賃貸”；館という幻想—綾辻行人『暗黒館の殺人』における自己の揺らぎ；妖怪の「理」／ミステリの「檻」京極夏彦「百鬼夜行」シリーズは何を「祓った」のか　ほか）

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ