ゲームが教える世界の論点

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ゲームが教える世界の論点

藤田直哉著

(集英社新書, 1149F)

集英社, 2023.1

タイトル読み

ゲーム ガ オシエル セカイ ノ ロンテン

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内容説明・目次

内容説明

コロナ禍の「おうち時間」によって急速な成長を遂げたゲーム産業。米大統領選のキャンペーンに「どうぶつの森」が用いられたり、オリンピックの開会式にゲーム音楽が使用されるなど、その影響力は現実の社会にも及んでいる。そうした状況を反映するかのように、世界中で支持されているゲームは、さまざまな社会問題の解決策を示している。本書では大人気ゲームの読解を通して、陰謀論、分断、叛乱、新自由主義、家族といった重要なテーマを考え、理想的な社会のあり方を提示する。

目次

  • 第1章 ポストトゥルースと陰謀論(分断された人類—『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』;差別を経験するシミュレーター—『ウィッチャー3 ワイルドハント』 ほか)
  • 第2章 分断を超えるために(対話と理解の重要性—『VA‐11 Hall‐A:Cyberpunk Bartender Action』;人々を「つなぐ」必要性の体感—『DEATH STRANDING』)
  • 第3章 革命と叛乱のジレンマ(暴力的な叛乱か、芸術的な抵抗か—『Detroit:Become Human』;テクノロジーによる管理からの解放は可能か—『The Stanley Parable』 ほか)
  • 第4章 新自由主義の終わり(「他者化」「非人間化」に抵抗するために—『The Last of Us Part 2』;「選択と集中」の痛みを描く—『イース8 Lacrimosa of DANA』 ほか)
  • 第5章 家族と生命の神話(レトロトピアの誘惑—『ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて』;自然や故郷を破壊するエネルギー産業とどう対峙すべきか—『ファイナルファンタジー7』『ファイナルファンタジー7 リメイク』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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