「個」の誕生 : キリスト教教理をつくった人びと
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書誌事項
「個」の誕生 : キリスト教教理をつくった人びと
(岩波現代文庫, 学術 ; 460)
岩波書店, 2023.1
- タイトル別名
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個の誕生 : キリスト教教理をつくった人びと
- タイトル読み
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「コ」ノ タンジョウ : キリストキョウ キョウリ オ ツクッタ ヒトビト
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注記
1996年3月刊行の文庫化に際し、解説を加えたもの
注: p379-394
内容説明・目次
内容説明
イエスの隣人愛の教えは、彼の死後ギリシア・ローマの哲学言語によって体系化教義化されていく。その過程で生じた、神と人、普遍と個の関係をめぐる論争のなかから、個の個的存在性を指し示す概念を中心とする新たな存在論が現れた。個の「かけがえのなさ」「尊厳」へと連なる、この存在論が古代末期から中世初期に東地中海世界の激動のなかで形成された次第を、哲学・宗教・歴史を横断し伸びやかな筆致で描き出す。
目次
- 序章 カテゴリー
- 第1章 いくつかの日付
- 第2章 ヒュポスタシスとペルソナ
- 第3章 カルケドン公会議—ヨーロッパ思想の大いなる転換点
- 第4章 キリスト教的な存在概念の成熟
- 第5章 個の概念・個の思想
「BOOKデータベース」 より