書誌事項

『啓蒙の弁証法』を読む

上野成利, 高幣秀知, 細見和之編

岩波書店, 2023.1

タイトル別名

Dialektik der Aufklärung:Philosophische Fragmente

啓蒙の弁証法を読む

タイトル読み

『ケイモウ ノ ベンショウホウ』オ ヨム

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収録内容

  • 啓蒙の概念 : 理性の自己省察を求めて / 細見和之執筆
  • オデュッセウス論 : 主体性の原史と神話 / 麻生博之執筆
  • ジュリエット論 : 自己保存原理と道徳 / 上野成利執筆
  • 文化産業 : 文化と産業との相克 / 竹峰義和執筆
  • 反ユダヤ主義の諸要素 : 同一化としての反ユダヤ主義、その原史 / 藤野寛執筆
  • 手記と草案 : 新たな弁証法的人間学へ / 見附陽介, 古賀徹執筆
  • 『啓蒙の弁証法』の思想史的位置と意味 : その前史から後史へ / 高幣秀和執筆
  • 来たるべき啓蒙への問い : フランス現代思想と『啓蒙の弁証法』 / 宮崎裕助執筆
  • 『啓蒙の弁証法』から新自由主義批判へ : アメリカ批判理論の展開 / 日暮雅夫執筆
  • ヴェーバーからアドルノへ : アメリカ体験をめぐって / 徳永恂執筆

内容説明・目次

内容説明

啓蒙の極限たる最高の知的段階に達したかに見える文明が、なぜナチスという野蛮に転化したのか—。ホルクハイマーとアドルノの主著『啓蒙の弁証法』における複雑に入り組んだ「理性の自己批判」の理路を余すところなく読み解き、前史から後史に至るドイツ思想、フランス現代思想、アメリカ批判理論との関係をも踏えて、この難解な書物の全体像を解明する。

目次

  • 第1部 テクストを読む(啓蒙の概念—理性の自己省察を求めて;オデュッセウス論—主体性の原史と神話;ジュリエット論—自己保存原理と道徳;文化産業—文化と産業との相克;反ユダヤ主義の諸要素—同一化としての反ユダヤ主義、その原史;手記と草案—新たな弁証法的人間学へ)
  • 第2部 コンテクストを読む(『啓蒙の弁証法』の思想史的位置と意味—その前史から後史へ;来たるべき啓蒙への問い—フランス現代思想と『啓蒙の弁証法』;『啓蒙の弁証法』から新自由主義批判へ—アメリカ批判理論の展開)
  • 特別奇稿 ヴェーバーからアドルノへ—アメリカ体験をめぐって
  • 訳者として今思うこと—アドルノの語り口のむずかしさと魅力をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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