落語と小説の近代 : 文学で「人情」を描く

書誌事項

落語と小説の近代 : 文学で「人情」を描く

大橋崇行著

青弓社, 2023.2

タイトル別名

落語と小説の近代 : 文学で人情を描く

タイトル読み

ラクゴ ト ショウセツ ノ キンダイ : ブンガク デ「ニンジョウ」オ エガク

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注記

主要参考文献一覧: p285-293

人名索引: p304-306

事項索引: p302-303

内容説明・目次

内容説明

三遊亭円朝や三遊亭円遊、快楽亭ブラック、談洲楼燕枝などの噺家による落語から、明治期の物語の様相や「人情」の語られ方を読み解く。小説が落語に翻案されるプロセス、物語がメディアを越境する諸相を分析し、日本近代文学研究、アダプテーション研究の新たな地平を示す。

目次

  • 序章 落語の近代—アダプテーションの視点から考える
  • 第1部 人情噺と怪談噺のあいだ(「人情」を語る怪談—三遊亭円朝「怪談 牡丹灯籠」;「幽霊」と「神経病」—三遊亭円朝「真景累ヶ淵」;「見えがたきもの」を見えしむる—三遊亭円朝「怪談乳房榎」)
  • 第2部 落語と小説のあいだ(メロドラマの翻案—三遊亭円朝「錦の舞衣」;小説を落語にする—三遊亭円遊「素人洋食」;講談・落語・小説の境界—快楽亭ブラック「英国実話 孤児」;落語を「小説」化する—談洲楼燕枝「西海屋騒動」)
  • 第3部 「人情」と言文一致(翻訳と言文一致との接点;『源氏物語』と坪内逍遙の「人情」論;キャラクターからの離脱—坪内逍遙『小説神髄』「小説の裨益」「主人公の設置」)

「BOOKデータベース」 より

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