東北史講義

著者

    • 東北大学日本史研究室 トウホク ダイガク ニホンシ ケンキュウシツ

書誌事項

東北史講義

東北大学日本史研究室編

(ちくま新書, 1713)

筑摩書房, 2023.3

  • 近世・近現代篇

タイトル読み

トウホクシ コウギ

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注記

参考文献あり

さらに詳しく知るためのブックガイド: p259-263

編・執筆者一覧: 安達宏昭(責任編集), 籠橋俊光(責任編集), 兼平賢治, 清水翔太郎, 天野真志, 栗原伸一郎, 小幡圭祐, 中野良, 伊藤大介, 加藤諭, 井上拓巳, 澁谷悠子, 高橋陽一, 徳竹剛, 手嶋泰伸, 佐藤大介, 門馬健

内容説明・目次

内容説明

「東北」とは、幕末から近代において作られた言葉である。古代以来の律令制国たる陸奥・出羽二国の領域を「東北」と呼称して、地方の一体性を強調する現象が発生していくのは、主に近代以降のこと。時としてそこには「後進」や「周辺」の意味が込められている場合がある。本書は、この問題関心のもと、近世・近現代の東北史を三つの視点から描写する。一点目は、中央との位置。二点目は、各地との交流。三点目は、中央の影響力のもとでの地域の独自性である。

目次

  • 近世の幕開けと諸藩の成立
  • 藩政の展開と藩主
  • 社会の変容と諸藩
  • 幕末の諸藩と戊辰戦争
  • 明治政府と東北開発
  • 近代日本の戦争と東北の軍都
  • 戦時体制と東北振興
  • 戦前戦後の東北の流通経済—百貨店を中心に
  • 特論 奥羽の幕領と海運
  • 特論 神に祀られた藩主—弘前藩四代藩主 津軽信政
  • 〔特論〕近世後期の災害と復興・防災
  • 〔特論〕東北開発と地域有力者
  • 〔特論〕近代東北の教育と思想家
  • 〔特論〕東日本大震災と歴史学—史料レスキューの現場から考える
  • 〔特論〕東日本大震災と地域社会—福島県双葉郡富岡町の原発立地から全町避難を考える

「BOOKデータベース」 より

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