上田万年再考 : 日本言語学史の黎明

書誌事項

上田万年再考 : 日本言語学史の黎明

長田俊樹著

ひつじ書房, 2023.3

タイトル別名

Reconsidering Mannen Ueda : the dawn of linguistics in Japan

上田万年 : 再考 : 日本言語学史の黎明

タイトル読み

ウエダ マンネン サイコウ : ニホン ゲンゴガクシ ノ レイメイ

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注記

参考文献: p273-286

内容説明・目次

内容説明

上田万年は(中略)西洋言語学を日本に導入した人という評価は変わらない。その評価はどこまで正しいのか。そこが本書の出発点である。(中略)長田(2003)で「上田万年はどうみてもアマである」(本書271頁参照)と宣言したので、その検証もすべきだ。さいわいにも新村出筆録・柴田武校訂(1975)『シリーズ名講義ノート・上田万年言語学』というテキストがある。それを丁寧にみていけば上田の西洋言語学理解がわかるはずだ。また、このテキストに取り組んだ人はまだいない。こうしてできあがったのが本書である。

目次

  • 序章 上田万年の学問的評価
  • 第1章 上田万年の生い立ち
  • 第2章 上田の留学前の講演や文章を検証する
  • 第3章 上田万年講義ノートを検証する その1―序文
  • 第4章 上田万年講義ノートを検証する その2―ガーベレンツからの影響
  • 第5章 上田万年講義ノートを検証する その3―上田は何に依拠したのか
  • 第6章 ガーベレンツをめぐって
  • 第7章 「P音考」考
  • 第8章 上田万年の評判―学問環境の整備・政治的手腕・人間性
  • 終章 上田万年像を検証する
  • 補論 「国語という思想」という「おはなし」―イ・ヨンスク著『「国語」という思想』をよんで

「BOOKデータベース」 より

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