ジェンダー平等を実現する法と政治 : フランスのパリテ法から学ぶ日本の課題

書誌事項

ジェンダー平等を実現する法と政治 : フランスのパリテ法から学ぶ日本の課題

辻村みよ子, 齊藤笑美子著

花伝社 , 共栄書房 (発売), 2023.4

タイトル別名

フランスのパリテ法から学ぶ日本の課題

タイトル読み

ジェンダー ビョウドウ オ ジツゲン スル ホウ ト セイジ : フランス ノ パリテ ホウ カラ マナブ ニホン ノ カダイ

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読者のための参考文献案内: p250

内容説明・目次

内容説明

政治・経済分野の「パリテ」を達成し、さらに同性婚や生殖補助医療、氏の選択にまで法制度を広げた国、フランス。フランス人権宣言と憲法の歴史的展開、そして今に至るまでのフランス政策動向を丁寧に追いつつ、日仏の比較法的検討を通じて、日本のジェンダー平等実現に向けた法・政治分野の課題を提示する。

目次

  • 第1章 フランス人権宣言の成立と現代的人権の展開―人権の歴史、日本への影響(人権とは何か―一七八九年人権宣言の成立;近代的人権批判論とオランプ・ドゥ・グージュ「女性の権利宣言」;日本国憲法への影響;現代的人権の展開と「新しい人権」;まとめ)
  • 第2章 女性の権利宣言からパリテ政策まで―ジェンダー論の系譜(フランス革命期のフェミニズムとオランプ・ドゥ・グージュの卓見;二つの憲法と参政権の歴史;クオータ違憲判決とパリテ法の成立;パリテ法の改正と課題―ペア投票制とパリテの課題;世界のポジティヴ・アクションの展開)
  • 第3章 フランスの家族論と社会の変容(フランス革命期の家族論と展開;一九九九年パクス法の成立;二〇一三年同性婚法成立とhomoparentalit´e;二〇ニ一年生命倫理法改正;二〇二二年「氏の選択に関する法律」)
  • 第4章 日本の家族法をめぐる問題(諸国の憲法における家族規定と家族モデル;日本国憲法第二四条と家族法;家族規定の合憲性;夫婦同氏原則の合憲性―民法第七五〇条違憲訴訟;今後の課題と同性婚訴訟;まとめ)
  • 第5章 日仏の比較からみた日本の課題(日本におけるジェンダー平等の現状と「遅れ」の原因;フランスのジェンダー平等の現状と展開;社会の変容と民主主義―「二つの主権」論と「市民主権」への展開;今後の展望―日本におけるジェンダー平等とカウンタター・デモクラシーの協働)

「BOOKデータベース」 より

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