古俳諧研究
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古俳諧研究
(研究叢書, 558)
和泉書院, 2023.5
- タイトル読み
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コハイカイ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
貞門・談林の古俳諧は、俗語を豊富に含み、当時の共通認識を反映した言葉の連想を軸に展開する文芸であり、語の精密な意味合いや前近代の世界観を知りうる稀有な資料である。本書は、古俳諧の言語世界の考究を通して古人の心性に接近し、文学作品の精緻な理解を試みる。併せて古俳書をめぐる諸問題を吟味し、研究基盤を社会と共有することで、古俳諧の文学史的・文化史的意義を多面的に明らかにする。
目次
- 第1部 資料としての古俳諧(「ものいふ」の本義について;古俳諧の異国観―南蛮・黒船・いぎりす・おらんだ考;古俳諧の「やさし」;『俳諧類船集』研究の諸問題)
- 第2部 古俳諧と芭蕉(芭蕉発句の「背戸」について;「かたち」考;古俳諧の擬態語表現)
- 第3部 古俳書研究(貞徳作「壺の名に」独吟百韻の諸本について;『立圃桃廼酒百韻』の周辺;上方版『私可多咄』考;下里知足自筆雑記『徳元玄札両吟百韻』解題と翻刻)
- 第4部 古俳書年表稿(元和頃;寛永四年〜寛永二十年・寛永頃;正保元(寛永二十一)年〜正保四年;慶安元(正保五)年〜慶安四年;承応元(慶安五)年〜承応三年・承応頃;明暦元(承応四)年〜明暦三年;万治元(明暦四)年〜万治三年・万治頃;寛文元(万治四)年〜寛文十二年・寛文頃;延宝元(寛文十三)年〜延宝八年・延宝頃;天和元(延宝九)年〜天和三年・天和頃)
「BOOKデータベース」 より