風土のなかの神々 : 神話から歴史の時空を行く
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書誌事項
風土のなかの神々 : 神話から歴史の時空を行く
(筑摩選書, 0258)
筑摩書房, 2023.6
- タイトル読み
-
フウド ノ ナカ ノ カミガミ : シンワ カラ レキシ ノ ジクウ オ イク
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注記
年表: p254-258
参考文献: p259-264
内容説明・目次
内容説明
日本の神々とは日本人にとってどのような存在だったのか。神々は日本の風土のなかでどのような役割を担っているのか。日本の神は、自然を畏敬し国土の安寧を願う出雲系と、天皇による国家支配を正当化する高千穂・日向系に分かれる。高千穂・日向・出雲で景観問題の解決に奔走した著者が神話の舞台を歩き、「古事記」「日本書紀」編纂の場である飛鳥の遺跡に身を置いて、神々の来歴にひそむ謎を解く。
目次
- 序章 女神はなぜ洞窟に隠れたか―高千穂神話の世界から
- 第1部 出雲の神々の世界へ(スサノオの国づくりと和歌の起源―出雲平野の「我が心すがすがし」;斐伊川水系大治水計画―昭和・平成のオロチ退治;天下経営の大神―出雲大社表参道神門通りの道づくり;水に臨む神々―城原川流域委員会;疫病神の活躍―鞆の浦まちづくり)
- 第2部 風土に生きる神々(巨大ナマズと戦う神々―要石とプレートテクトニクス;「ふるさと見分け」の方法―姥ヶ懐・裂田溝の危機;白き山の姫神―在地神と外来神;座問答―古代の大合併と合意形成の知恵;神々誕生の海岸―宮崎海岸侵食対策事業)
- 第3部 神話から歴史への旅(飛鳥にて―『古事記』『日本書紀』編纂スタートの地;神話と歴史をめぐる三つの疑問;飛鳥浄御原宮―神話と歴史を編む;前例としての日本神話;古代からの伝言―危機の時代のリスクマネジメント)
「BOOKデータベース」 より