ナショナリズムとナショナル・インディファレンス : 近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容
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書誌事項
ナショナリズムとナショナル・インディファレンス : 近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容
ミネルヴァ書房, 2023.6
- タイトル別名
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National indifference and the history of nationalism in modern Europe
ナショナリズムとナショナルインディファレンス : 近現代ヨーロッパにおける無関心抵抗受容
- タイトル読み
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ナショナリズム ト ナショナル・インディファレンス : キンゲンダイ ヨーロッパ ニ オケル ムカンシン・テイコウ・ジュヨウ
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注記
監訳: 金澤周作, 桐生裕子
原著 (Abingdon : Routledge, 2019) の全訳
参考文献: 各章末
人名索引: p403-406
事項索引: p407-409
地名索引: p410-413
内容説明・目次
内容説明
本書は、幅広い射程を持つ「ナショナル・インディファレンス(国民への無関心)」現象の歴史的な意義を追究する。19世紀から20世紀後半までの、ソ連を含むヨーロッパ各地の多彩な事例を取り上げ、様々なアプローチのもと、ナショナリズム理解に画期的な切り口を与える。本書を読めば、この先「ナショナル・インディファレンス」を念頭に置かずにナショナリズムの過去・現在・未来を見ることはできなくなるだろう。
目次
- 序章 ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史
- 第1章 他のことで頭はいっぱい―19世紀ベルギーにおける国民文化プロジェクトの障害と限界
- 第2章 ナショナル・インディファレンスと国民的献身の往還―第一次世界大戦期ロシアにおけるトレンティーノ出身戦争捕虜の軌跡
- 第3章 移行途上の迷い?―アドリア海北部におけるハプスブルク帝国の遺産、国家と国民形成、新ファシスト秩序
- 第4章 ナショナル・インディファレンスとトランスナショナル企業―チェコの製靴会社バチャのパラダイム
- 第5章 ナショナリズムと無関心のあいだ―戦間期ユーゴスラヴィアにおける無関心の緩慢な排除
- 第6章 フランス人らしさへの複数の道―ナショナル・インディファレンスとアルザスのフランス復帰、1919‐1939年
- 第7章 政治を越えて―日常的民族実践としてのナショナル・インディファレンス
- 第8章 国民への無関心・統計・構築主義パラダイム―戦間期ポーランドの国勢調査におけるトゥテイシ(「ここ出身の人々」)欄
- 第9章 20世紀前半の上シレジアにおける道具的ナショナリズム
- 第10章 「わたしは諸国民の境を取り払った」―第二次世界大戦終結期上シレジアにおける国民の乗り換えとローマ・カトリック教会
- 第11章 「ゾウィエト連邦市民―なんと荘厳な響きでしょう」―ポスト・スターリニズム期ソ連の投書・ナショナリティ政策・帰属意識
- 第12章 結論―(再論)ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史
「BOOKデータベース」 より