占領下の女性たち : 日本と満洲の性暴力・性売買・「親密な交際」

書誌事項

占領下の女性たち : 日本と満洲の性暴力・性売買・「親密な交際」

平井和子著

岩波書店, 2023.6

タイトル別名

Women under the occupation : sexual violence, prostitution, and "fraternization" in Japan and Manchuria

占領下の女性たち : 日本と満洲の性暴力性売買親密な交際

タイトル読み

センリョウカ ノ ジョセイ タチ : ニホン ト マンシュウ ノ セイボウリョク・セイバイバイ・「シンミツナ コウサイ」

大学図書館所蔵 件 / 160

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

占領下におかれた日本本土と満洲では、国家や共同体により同時進行的に「性の防波堤」が形成され、多くの日本人女性が駆り出された。敗戦直後から一九五〇年代までをジェンダー、セクシュアリティの視座から見通すことで、性暴力の実態と構造を明るみに出すとともに、戦後史のなかに黙殺されてきた被害女性たちの生きざまを、貴重な資料と証言に基づいて浮かび上がらせる。

目次

  • 序章 女性たちの体験からとらえる敗戦・被占領
  • 第1章 国家による「性接待」―「良き占領」のためのジェンダー・ポリティクス
  • 第2章 守るべき女性、差し出されるべき女性―「満洲引揚げ」と性売買女性たち
  • 第3章 集団自決とジェンダー―開拓団少女の「引揚げ」体験
  • 第4章 「働く女」が支える街―熱海の住民と「パンパン」たち
  • 第5章 少年の目に映る「ハニーさん」―朝霞に生きた「パンパン」たち
  • 第6章 被占領と復員兵―敗戦を思い知らされる男たち
  • 終章 危機に際して女性を差し出す国に生きて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ