樺太一九四五年夏 : 樺太終戦記録
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書誌事項
樺太一九四五年夏 : 樺太終戦記録
(ちくま学芸文庫, [カ57-1])
筑摩書房, 2023.7
- タイトル別名
-
樺太一九四五年夏
- タイトル読み
-
カラフト 1945ネン ナツ : カラフト シュウセン キロク
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注記
講談社 1972年刊の文庫化
樺太終戦年表: p731-734
参考文献・資料: p735-736
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
第二次大戦における沖縄戦が「国内唯一の地上戦」と語られることがある。しかし実際にはもう一つの熾烈な地上戦があった。旧日本領南樺太へのソ連侵攻である。1945年8月9日朝、ソ連軍は突如日ソ中立条約を破棄し、日本軍の軍事施設、警察施設を攻撃する。侵攻を想像しなかった日本側には、戦車の鋼板を打ち破れる火砲は数門あるのみ。残された手段は破甲爆雷を背負って飛び込むしかなかった。満足な武器もない兵士たちはわが家の見える丘の上で死んでいき、守る者のいない市民は地獄の苦しみに突き落とされた。わずか2週間で4千人以上の戦死者を出した悲劇の記録。
目次
- 凍土に起る砲声
- 風騒ぐ国境線
- 緒戦における国境戦闘
- 国境戦線異状あり
- 古屯の激戦
- 八方山の戦闘停止
- 混乱の始まり
- ソ連軍、塔路に進攻
- 恵須取、上恵須取の壊滅
- 死の避難行
- 非情の果て
- 三引揚げ船の遭難
- 地獄図絵、真岡の町
- 戦い敗れて…
- 第一大隊かく戦えり
- 樺太一九四五年八月以後
「BOOKデータベース」 より