人体ヒストリア : その「体」が歴史を変えた
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書誌事項
人体ヒストリア : その「体」が歴史を変えた
日経ナショナルジオグラフィック , 日経BPマーケティング (発売), 2023.8
- タイトル別名
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A history of the world through body parts : the stories behind the organs, appendages, digits, and the like attached to (or detached from) famous bodies
人体ヒストリア : その体が歴史を変えた
- タイトル読み
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ジンタイ ヒストリア : ソノ「カラダ」ガ レキシ オ カエタ
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注記
参考文献: p[233]-253
内容説明・目次
内容説明
古代の洞窟に描かれた手形から、ギリシャ神のペニス、近代中国の纏足、宇宙遊泳中の膀胱まで、著者のペトラス兄妹は独特のウィットと鋭い洞察力を駆使し、歴史のなかで人体が果たしてきた役割、人体が歴史に与えた影響に着目した。まったく新しい視点で歴史と人体を「解剖」する、知られざる秘話、トリビア、エピソード集。
目次
- 紀元前5万年〜紀元前1万年 旧石器時代の女性の手―世界最古の洞窟アート、「手形ステンシル」はなぜ生まれたか
- 紀元前1478年〜紀元前1458年ごろ ハトシェプスト女王の顎ひげ―「堂々たる男らしさ」を装い、古代エジプトを統治した女傑
- 紀元前510年〜紀元前323年 最高神ゼウスのペニス―性器から見る古代ギリシャの美学と哲学、「小さいことはいいことだ」
- 紀元前69年〜紀元前30年 クレオパトラの鼻―なぜサイズが問題なのか―鼻の高さと帝国の大きさの関係
- 226年〜248年 趙氏貞の乳房―胸もあらわに家父長制と闘ったベトナムのジャンヌ・ダルク
- 634年ごろ〜687年 聖人カスバートの爪―カトリック教会にとって聖遺物とは、影響力と大金を得る手段
- 700年ごろ ショーク王妃の舌―ボディーピアスのマヤ流政治学―流血の儀式はいかに文明を維持したか
- 973年〜1057年 アル・マアッリーの目―視力を失った哲学者の先見性―中世イスラム世界はいかに進んでいたか
- 1336年〜1405年 ティムール(タメルラン)の脚―ハンディをものともしない、チンギス・ハーンより残忍な征服者
- 1452年〜1485年 リチャード3世の背中―王位争いとネガティブキャンペーン、そして「かの有名な劇作家」が強めた暴君像
- 1483年〜1546年 マルティン・ルターの腸―便秘に悩んで宗教改革!天啓は神聖な場で下りたわけではない
- 1501年ごろ〜1536年 アン・ブーリンの心臓―噂の王妃は頭だけでなく、ハートも切り取られた?
- 1600年〜1649年/1559年〜1658年 チャールズ1世とクロムウェルの頭―王党派vs議会派―ともに首を刎ねられた元首の話
- 1661年〜1700年 カルロス2世の顎―同族結婚に執着したスペイン・ハプスブルク家の悲劇
- 1732年〜1799年 ジョージ・ワシントンの(入れ)歯―建国の父である「ご主人様」はどうやって歯を手に入れたか
- 1741年〜1801年 ベネディクト・アーノルドの脚―残された脚だけが英雄扱い―独立戦争の功労者、同志を裏切る
- 1743年〜1793年 マラーの皮膚―煽動、暗殺、プロパガンダ、神格化…風呂から出られないパリの革命家の一生
- 1788年〜1824年 バイロン卿の足―徹底したイメージ戦略で生まれた悩み多き「正統派アイドル詩人」
- 1822年ごろ〜1913年 ハリエット・タブマンの脳―頭蓋骨を砕かれて見えはじめた、奴隷制廃止への一条の光
- 1847年〜1922年 ベル一家の耳―失われた聴覚はどうカバーする?史上最強の利器が誕生するまで〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より