フェミニスト現象学 : 経験が響きあう場所へ
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フェミニスト現象学 : 経験が響きあう場所へ
ナカニシヤ出版, 2023.8
- タイトル読み
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フェミニスト ゲンショウガク : ケイケン ガ ヒビキアウ バショ エ
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注記
その他の編者: 川崎唯史, 中澤瞳, 宮原優
引用・参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
見過ごされてきた経験を言葉にする。沈黙を求める社会のなかで、異なる声の共鳴を待つために。乳児の育児、更年期、トランスジェンダー、アセクシュアル、男らしさ、DV、老い、占い、ファッション、ペットロス…さまざまな当事者の経験を記述・考察し、性をめぐる「当たり前」と「規範」を問い直すフェミニスト現象学。現象学自体を共鳴の場としつつ、多様なテーマと理論、自己や他者の語りを扱った論考からその可能性を指し示す。
目次
- 第1部 女らしさ、男らしさ(「女の子みたいに投げる」をもう一度考える―「女らしさ」のフェミニスト現象学;「男らしさ」を「脱ぎ捨てる」のではなく―「男らしさ」のフェミニスト現象学)
- 第2部 身体、性、時間(乳児の育児における「母親という役割」―その「大変さ」を考える;更年期の経験―心身の「揺らぎ」のフェミニスト現象学;パスの現象学―トランスジェンダーと「眼差し」の問題;雰囲気としての強制的(異)性愛―アセクシュアルを理解可能にするための現象学;セクシュアリティの「ままならなさ」―ベルサーニとレヴィナスのクィアな性交渉論を論じて)
- 第3部 他者、家、自己(ステイホーム?―家にいる/いないことの意味;老いゆくこと、他者との関係―「ずれ」の経験と葛藤;女性の経験とドメスティック・バイオレンス―その「みえにくさ」と妻/母役割;占いを信じてはいけないのか?―「女性らしさ」に近づきたい気持ちと離れたい気持ちのあいだで;なぜ「私」が傷つくのか―アイデンティティの性交性と差別;「考慮に入れることはあてにすることである」―コミットメントのフェミニスト現象学)
- 第4部 方法(「経験から「普通」を問い直す」とはどういうことか?―「経験」のポリティクス)
「BOOKデータベース」 より