グリーンランド : 人文社会科学から照らす極北の島
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グリーンランド : 人文社会科学から照らす極北の島
藤原書店, 2023.8
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グリーンランド : ジンブン シャカイ カガク カラ テラス キョクホク ノ シマ
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その他の著者: 小澤実, ウルリック・プラム・ガド, 須藤孝也, 高橋美野梨, 中丸禎子, 本多俊和 (スチュアート ヘンリ), イーリャ・ムスリン, ソアン・ルド
文献あり
関連年表: p385-394
Description and Table of Contents
Description
北緯59度から83度、大部分が北極圏に位置し、面積は日本の約6倍、エスキモーとスカンディナヴィアの人たちとの合流の地であるグリーンランドは、同じ遺伝子ルーツを持つアラスカ、カナダのエスキモーに比して、西(エスキモー)と東(非エスキモー)の世界観とが釣り合いを保ちながら混淆していると評される。人類学、政治学、歴史学、宗教学、文学など人文社会科学の知見を持ち寄って、その混淆の輪郭をたどり、この世界最大の島における人間の営みを多角的に描き出す、日本で初めての論集。
Table of Contents
- 序章 なぜグリーンランドを論じるのか
- 第1章 節合×分節 エスキモー社会をめぐるまなざし
- 第2章 イヌイット×ノース人 中世における異文化接触とレジリエンス
- 第3章 貿易×交接 グリーンランド貿易の成立とイヌイット社会
- 第4章 魂×神 キリスト教宣教と伝統の改変
- 第5章 時間×空間 文化へのタイム・トラベル
- 第6章 民族誌×植民地主義 「穏健な支配」と儀礼の衰退
- 第7章 国家×共同体 デンマーク国家のゆくえ
- 第8章 セドナ×人魚姫 先住民表象の解体と人魚文学研究
- 終章 これまでとこれからのグリーンランド
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