福島原発事故は人びとに何をもたらしたのか : 不可視化される被害、再生産される加害構造

書誌事項

福島原発事故は人びとに何をもたらしたのか : 不可視化される被害、再生産される加害構造

関礼子, 原口弥生編

(シリーズ環境社会学講座, 3)

新泉社, 2023.9

タイトル別名

福島原発事故は人びとに何をもたらしたのか : 不可視化される被害再生産される加害構造

タイトル読み

フクシマ ゲンパツ ジコ ワ ヒトビト ニ ナニ オ モタラシタ ノカ : フカシカ サレル ヒガイ サイセイサン サレル カガイ コウゾウ

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注記

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内容説明・目次

内容説明

原発事故がもたらした大きな分断と喪失。事故に至る加害構造が事故後に再生産される状況のなかで、被害を封じ込め、不可視化していく力は、人びとから何を剥奪し、被害を増幅させたのか。複雑で多面的な被害を生き抜いてきた人びとの姿を見つめる。「復興」と「再生」のなかで増幅され埋もれていく被害。

目次

  • 不可視化される被害と再生産される加害構造
  • 1 福島原発事故の“加害‐被害”構造―史上最大の公害事件の背景(福島原発事故がもたらした分断とは何か;原発城下町の形成と福島原発事故の構造的背景 ほか)
  • 2 被害を封じ込める力、被害に抗う力(避難者を受け入れた被災地域の葛藤;避難指示の外側で何が起こっていたのか―自主避難の経緯と葛藤 ほか)
  • 3 「復興」と「再生」のなかで―増幅され埋もれていく被害(「ふるさとを失う」ということ―定住なき避難における大堀相馬焼の復興と葛藤;「生活再建」の複雑性と埋もれる被害 ほか)
  • 終章 加害の増幅を防ぐために―被害を可視化し、「復興」のあり方を問う

「BOOKデータベース」 より

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