書物の時代の宗教 : 日本近世における神と仏の変遷
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書物の時代の宗教 : 日本近世における神と仏の変遷
(アジア遊学, 287)
勉誠社, 2023.9
- タイトル別名
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書物の時代の宗教 : 日本近世における神と仏の変遷
- タイトル読み
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ショモツ ノ ジダイ ノ シュウキョウ : ニホン キンセイ ニオケル カミ ト ホトケ ノ ヘンセン
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内容説明・目次
内容説明
日本近世の宗教文化は、出版文化の発達により大きな転換を迎える。中世までの写本の時代と異なり、木版・整版による出版が商業的に発達し、明治以降の洋式活字出版の時代とも異なる、一つの時代が形成されたのである。そのような流れの中で、仏神のイメージや宗教環境はどのように変化したのか。民間のカミ、為政者たちが崇める仏神、そして東照宮を頂点とする国家の宗教体系は、近世社会・国家とどのような関わりを持ったのか。社会情勢や文化現象の中で揺れ動く、宗教と書物の関係を読み解く。
目次
- 1 近世の書物と宗教文化(近世人の死と葬礼についての覚書;森尚謙者『護法資治論』について;六如慈周と近世天台宗教団)
- 2 『大成経』と秘伝の世界(禅僧たちの『大成経』受容;『大成経』の潅伝書・秘伝書の構造とその背景―潮音道海から、依田貞鎮(徧無為)・平繁仲を経て、東嶺円慈への潅伝伝受の過程に;増穂残口と『先代旧事本紀大成経』)
- 3 カミとホトケの系譜(東照大権現の性格―「久能山東照宮御奇瑞覚書」を事例として;修正会の乱声と鬼走り―大和と伊賀のダダをめぐって;人を神に祀る神社の起源―香椎宮を中心として)
- 4 近世社会と宗教儀礼(「宗門檀那請合之掟」の流布と併載記事;因伯神職による神葬祭“諸国類例書”の作成と江戸調査;孝明天皇の「祈り」と尊王攘夷思想)
「BOOKデータベース」 より