日本史を支えてきた和紙の話
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書誌事項
日本史を支えてきた和紙の話
草思社, 2023.10
- タイトル別名
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和紙の話 : 日本史を支えてきた
- タイトル読み
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ニホンシ オ ササエテ キタ ワシ ノ ハナシ
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注記
主な参考文献・資料: p266-271
内容説明・目次
内容説明
聖武天皇は和紙を用いて膨大な数の写経を推進し、国家の安泰を図った。紫式部は和紙と紙巻筆の特性を生かして、源氏物語を書いた。浮世絵は和紙なしには生まれない芸術だった―。和紙は単なるモノではなく、日本人の心情に訴える精神性をも備え、国家経営から芸術、日常生活への寄与まで、驚くほど広範に能力を発揮した。黒子として歴史を生きてきた和紙に光を当て、日本史を読み直す。
目次
- 第1章 日本人と「紙」との出会い
- 第2章 正倉院文書に見る古代の和紙作り
- 第3章 和紙の力で鎮護国家を築いた聖武天皇
- 第4章 和紙と紙巻筆が生んだ源氏物語
- 第5章 平家一門を西方浄土に導いた装飾料紙
- 第6章 雪舟の水墨画と日本人の心
- 第7章 和紙の蝶番が拓いた屏風芸術
- 第8章 和紙が支えた徳川の天下泰平
- 第9章 浮世絵は和紙の本懐
- 第10章 和紙の里・越前の文明開化
- 第11章 現代人の心を包む和紙―日本画家・千住博の雲肌麻紙
「BOOKデータベース」 より