近代美学入門
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書誌事項
近代美学入門
(ちくま新書, 1754)
筑摩書房, 2023.10
- タイトル読み
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キンダイ ビガク ニュウモン
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注記
読書案内: p303-314
内容説明・目次
内容説明
近代美学は、17〜19世紀のヨーロッパで成立しました。美学と言っても、難しく考えることはありません。「風に舞う桜の花びらに思わず足を止め、この感情はなんだろうと考えたなら、そのときはもう美学を始めている」ことになるからです。本書は、芸術、芸術家、美、崇高、ピクチャレスクといった概念の変遷をたどり、その成立過程を明らかにしていきます。
目次
- 第1章 芸術―技術から芸術へ(「建築は芸術か」;アート=技術(古代〜中世);アートは技術(学芸)の意味だった;アート=芸術(近代以降)何が芸術で、何が芸術でないのか?)
- 第2章 芸術家―職人から独創的な天才へ(「独創的な芸術家は世界を創造する」;芸術家をとりまく環境と作者の地位の変遷;芸術家にまつわる概念の変遷;作者と作品の関係をどう捉えるか?)
- 第3章 美―均整のとれたものから各人が感じるものへ(「美は感じる人のなかにある」;美の客観主義(古代〜初期近代);美の主観主義(18世紀以降);美の概念とどのように付き合うのがよいか?)
- 第4章 崇高―恐ろしい大自然から心を高揚させる大自然へ(「崇高なものが登山の本質だ」;山に対する美意識の転換;「崇高」概念の転換;芸術は圧倒的なものとどのように関わることができるか?)
- 第5章 ピクチャレスク―荒れ果てた自然から絵になる風景へ(「絵になる景色を探す旅」;風景画とピクチャレスクの誕生;ピクチャレスクの広がり(観光と庭園)美や芸術は自然とどのように関わることができるか?)
「BOOKデータベース」 より