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自殺帳

春日武彦著

晶文社, 2023.10

タイトル読み

ジサツチョウ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、精神科医・春日武彦氏によるきわめて「不謹慎」な自殺の論考である。いまでも自殺者のことを気に病み、逃亡する気分に支配され、遺書を娯楽、ポルノグラフィーに近いものとし、天啓としての自殺親和型を自ら認識する。「火口内の狂人」に陥ることも自覚し、自殺者との間に隔たりはないことを静かに戦慄する―。自殺する側としない側の彼岸、鈍色の光芒と漆黒の陰のあわいを、弄ばれながらも自在に行き来する著者の姿に、私たちは翻弄されることとなる。まったくキュートでグロテスクな自殺曼荼羅が、浮かび上がる。

目次

  • 第1章 胃の粘膜
  • 第2章 石鹼体験
  • 第3章 登場人物を自殺させる
  • 第4章 遺書のリアル
  • 第5章 自殺の七つの型―1 美学・哲学に殉じた自殺
  • 第6章 自殺の七つの型―2 虚無の果てに生ずる自殺
  • 第7章 自殺の七つの型―3 気の迷いや衝動としての自殺
  • 第8章 自殺の七つの型―4 懊悩の究極としての自殺
  • 第9章 自殺の七つの型―5 命と引き換えのメッセージとしての自殺
  • 第10章 自殺の七つの型―6 完璧な逃亡としての自殺
  • 第11章 自殺の七つの型―7 精神疾患ないしは異常な精神状態による自殺
  • 第12章 漆黒のコアラ

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BD04281610
  • ISBN
    • 9784794973863
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    341p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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