書誌事項

男性の性暴力被害

宮﨑浩一, 西岡真由美著

(集英社新書, 1185B)

集英社, 2023.10

タイトル別名

男性の性暴力被害

タイトル読み

ダンセイ ノ セイ ボウリョク ヒガイ

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注記

全国のワンストップ支援センター: p241-253

内容説明・目次

内容説明

性暴力とは、同意のない中で行われる性的言動すべてのこと。その被害者は女性であることがこの社会では自明とされてきたが、しかし、現実には性暴力被害は男性にも起こりうる。なぜ彼らの被害は今まで見えなくされ、いかに「なかったこと」にされてきたのか?その背景には、社会的に構築された「男らしさ」の呪縛があるのではないか?今ようやく様々な事件が報道されるようになり、事態の深刻さが認識されつつある中、本書は男性の性暴力被害の実態、その心身へ及ぼす影響、不可視化の構造、被害からの回復と支援の在り方まで等を明らかにする。

目次

  • 第1章 「男性の」と言わないと見えない性暴力被害とは何か(性暴力とは何か;男性の性暴力被害の見方;男性の性暴力被害が明らかになるまで―被害調査前史;男児の性暴力被害)
  • 第2章 被害後の影響―心と身体(性暴力被害の心身への影響;男性に特徴的な影響;被害の認識の難しさ;被害開示と援助要請の難しさ)
  • 第3章 性暴力と「男性被害」―歴史と構造(性暴力の歴史;不可視化の構造;男性優位な社会での男性被害者の位置;男性と加害/被害の関係;女性加害者について)
  • 第4章 生き延びる過程―回復と支援(被害当事者の方へ;身近にいる方々へ;男性被害者を支援するということ)
  • 第5章 個別的な苦しみと社会をつなげる(男性の性暴力被害の不可視化で得をするのは誰か;個人の痛みと男性カテゴリーの狭間)

「BOOKデータベース」 より

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