ブルーフィルムの哲学 : 「見てはいけない映画」を見る
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ブルーフィルムの哲学 : 「見てはいけない映画」を見る
(NHKブックス, 1282)
NHK出版, 2023.11
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ブルーフィルムの哲学 : 見てはいけない映画を見る
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ブルー フィルム ノ テツガク : 「ミテワ イケナイ エイガ」オ ミル
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参考文献: p303-313
Description and Table of Contents
Description
現象学でポルノの世界を描き出す!性行為を無修正で映した違法の映画・ブルーフィルムは、なぜ多くの表現者を魅了し、文化圏まで生み出してきたのか。興味本位の報道でも、映画の専門家による批評でもない形で、このジャンルが持つ今日的意義を明らかにできないか―本書は、最も有名な製作者「土佐のクロサワ」の作品を中心に、多様な証言を集めてブルーフィルムの世界を甦らせる。さらに、ポルノを見る経験を現象学と「ビジョンの哲学」によって多角的に分析して、そのポジティブな可能性を明らかにする。精緻な思考の実力者による、ポルノグラフィ論の決定版。
Table of Contents
- 序章 経験を通じて思考すること―「土佐のクロサワ」と現象学
- 第1章 ブルーフィルムとは何かと問いながら―8ミリフィルムと映写機
- 第2章 ブルーフィルムを見るとはどのようなことか―脱ぎ捨てられた下駄
- 第3章 ブルーフィルムは何ゆえに美しいのか―ベルグハイン詣で
- 第4章 ブルーフィルムを前にして何をすべきか―『天使のはらわた 赤い教室』のブルーフィルム
- 第5章 ブルーフィルムはどのような(不)自由をもたらすのか―土地に住まう
- 第6章 ブルーフィルムとともに生きるとはどのようなことか―旅に出る人
- 終章 現れるに値するもの
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