書誌事項

「戦争ごっこ」の近現代史 : 児童文化と軍事思想

サビーネ・フリューシュトゥック著 ; 中村江里, 箕輪理美, 嶽本新奈訳

人文書院, 2023.11

タイトル別名

Playing war : children and the paradoxes of modern militarism in Japan

戦争ごっこの近現代史 : 児童文化と軍事思想

タイトル読み

「センソウゴッコ」ノ キンゲンダイシ : ジドウ ブンカ ト グンジ シソウ

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注記

原著 (University of California Press, 2017) の全訳

参考文献: p294-336

内容説明・目次

内容説明

本書では、近現代日本における軍国主義と平和化の過程で、権力者が子どもをどのように利用してきたかが描き出されている。著者が提唱する「感情資本」とは、大人が子どもに対して持つべき感情とともに、子どもに帰属する感情のことであるが、このような「感情資本」は、日本の日清・日露の戦争勝利、太平洋戦争、連合国による日本占領、そして現代の世界的な平和創造へ決定的な役割を果たしてきた。絵本や地図、広告ポスターなどさまざまな図像を示しながら鋭く迫る。

目次

  • 序章 傷つきやすさの仮説
  • 第1部 戦争ごっこ(陣取りゲーム;紙の戦争)
  • 第2部 戦争のイメージ(無邪気さという道徳的権威;戦争をクィアする)
  • 終章 ピンク色の赤ちゃんのルール

「BOOKデータベース」 より

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