ルポ無料塾 : 「教育格差」議論の死角
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書誌事項
ルポ無料塾 : 「教育格差」議論の死角
(集英社新書, 1192E)
集英社, 2023.12
- タイトル別名
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無料塾 : ルポ : 教育格差議論の死角
- タイトル読み
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ルポ ムリョウジュク : キョウイク カクサ ギロン ノ シカク
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注記
参考文献: p252
内容説明・目次
内容説明
経済的に余裕のない家庭の子どもに勉強を教える「無料塾」は、学歴が収入や地位に直結する現代で子どもを救う存在となっている。一方、無料塾は重大な問いを社会に投げかける。生育環境による教育格差を埋めることは重要だが、受験戦争のさらなる先鋭化に加担することにならないか。また、仮に機会の平等さえ実現したら、そのなかで競争に負けた者は自己責任でいいのか。さまざまなタイプの無料塾への取材からそれぞれのジレンマをあぶり出し、これまでの教育格差の議論で見落とされてきた死角に光を当てる、迫真のルポルタージュ。
目次
- 第1部 実話編(みんな一生懸命生きているんだなぁ―無料塾生徒マサヨシの場合;おかしいのは社会のほうじゃない?―無料塾生徒イズミの場合;この世の中にはまだ善意が残っている―無料塾主宰者桃子の場合)
- 第2部 実例編(個人が主宰する無料塾―日野すみれ塾(東京都日野市);NPOが独立で運営する無料塾―八王子つばめ塾(東京都八王子市);大手NPOが多面的に展開する無料塾―キッズドア(首都圏および東北地方) ほか)
- 第3部 考察編(無料塾というパンドラの箱―塾が必要とされる社会的背景;緩やかな身分社会―教育社会学者 松岡亮二さんインタビュー;不当な差と許容できる差―独立研究者 山口裕也さんインタビュー ほか)
「BOOKデータベース」 より