熊楠さん、世界を歩く。 : 冒険と学問のマンダラへ
著者
書誌事項
熊楠さん、世界を歩く。 : 冒険と学問のマンダラへ
岩波書店, 2024.3
- タイトル別名
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熊楠さん世界を歩く : 冒険と学問のマンダラへ
- タイトル読み
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クマグス サン、セカイ オ アルク。 : ボウケン ト ガクモン ノ マンダラ エ
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注記
南方熊楠略年譜: pxiii-xiv
参考文献: p203-205
内容説明・目次
内容説明
幼い頃から和歌山の森と図鑑に遊び、アメリカでの学生生活やキューバでの冒険旅行後に渡英。大英博物館に通いつめ、帰国後は粘菌などの研究や、故郷の森の保護運動で知られる南方熊楠。残された豊富な一次資料から「楽しさ」に満ちたその生涯を、現代語訳を交えた軽快な文章で再現し、天才・奇才として捉えられがちな熊楠像を覆す、画期的評伝。
目次
- 第1部 熊楠さん、図鑑の世界に目覚める(「神童クマグス」、江戸の図鑑に夢中になる;『和漢三才図会』を生涯の友とする;図鑑をフォークロアとして読み替える;博物学をこころざし、ダーウィンの進化論に驚嘆する;新時代の上野で動物園と博物館に通う)
- 第2部 熊楠さん、世界の森をかけめぐる(アメリカに向かう船上でワニについて聞く;サンフランシスコでニワトリの鳴き声に悩まされる;森と湖に囲まれたアナーバーで人生について考える;ミシガン大学博物館で奇妙な動物の剝製を観察する;フロリダ、キューバへの冒険の旅に出る)
- 第3部 熊楠さん、生きものを見つめる(ロンドン動物園で生命に対する思策を深める;ピーター・ラビットの作者とニアミスする;那智の森の奥深くへわけ入る;「南方マンダラ」の構想からエコロジー思想にたどり着く;昭和天皇との出会い。そして田辺で生涯を終える)
「BOOKデータベース」 より