理性の呼び声 : ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇

Bibliographic Information

理性の呼び声 : ウィトゲンシュタイン、懐疑論、道徳、悲劇

スタンリー・カヴェル著 ; 荒畑靖宏訳

(講談社選書メチエ, . le livre)

講談社, 2024.5

Other Title

The claim of reason : Wittgenstein, skepticism, morality, and tragedy

理性の呼び声 : ウィトゲンシュタイン懐疑論道徳悲劇

Title Transcription

リセイ ノ ヨビゴエ : ウィトゲンシュタイン カイギロン ドウトク ヒゲキ

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Note

原著: Oxford University Press, 1999年刊の翻訳

『哲学研究』引用ならびに参照索引: p978-979

人名(著作名)索引: p980-986

Description and Table of Contents

Description

世界も、他人の心も、決して本当に知ることはできない。もし、心からそう考える人がいたら、不安に押しつぶされてしまうだろう。人間の実存に関わるこうした考えを初めて哲学的に追究したのはデカルトである。それ以来、この哲学的懐疑論は近代哲学のかたちを決定づけてきた。だとすれば、哲学自体はこの懐疑論を克服できないのだろうか?ウィトゲンシュタインやオースティンの日常言語哲学から、ソローやシェイクスピアなどの文学、また映画、音楽をも横断し、これ以上なく透徹した論理と文体が、哲学の限界を切り開く。言語哲学、認識論、道徳理論を揺さぶり、大陸哲学と分析哲学を調和させ、哲学に人々の日常の「声」を呼びもどすとき、そこに立ち現れるものは何か。アメリカ哲学の巨人が遺した、哲学史に残る傑作!

Table of Contents

  • 第1部 ウィトゲンシュタインと人間的知識の概念(規準と判断;規準と懐疑論;オースティンと実例;物の何たるか(何と呼ばれるか);自然と慣習)
  • 第2部 懐疑論と世界の存在(伝統的認識論の探究(プロローグ);ウィトゲンシュタインの言語観についての補説;伝統的認識論の探究・結び)
  • 第3部 知識と道徳性の概念(知識と道徳性の基礎;道徳性の不在;規則と理由;道徳の自律性)
  • 第4部 懐疑論と他者の問題(承認と忌避のあいだ)

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Details

  • NCID
    BD06939082
  • ISBN
    • 9784065328095
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    986p
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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