書誌事項

老いの深み

黒井千次著

(中公新書, 2805)

中央公論新社, 2024.5

タイトル別名

日をめくる音

タイトル読み

オイ ノ フカミ

注記

読売新聞夕刊連載「日をめくる音」を一部加筆修正、改題し書籍化したもの

内容説明・目次

内容説明

80代から90代の大台へと足を踏み入れた作家かつづる日常。少しずつ縮む散歩の距離、少量の水にむせる苦しさ、朝ぼんやりと過ごす時間の感覚など、自身に起きる変化を見つめる。移りゆく社会を横目に「ファックス止り」の自分をなぐさめ、暗証番号を忘れて途方に暮れ…。一方、年長者が背筋を伸ばしてスピーチを聞く姿に爽快感を覚え、電車の乗客の「スマホ率」など新発見も。老いと向き合い見えたこと、考えたこと。

目次

  • 1 まだ青二才という爽快感(片方だけの眼で読む、書く;単眼用の眼鏡と単行本 ほか)
  • 2 喉につかえることはありませんか(老化監視人からの警告;ヤッタゼ、電車で単独外出 ほか)
  • 3 危ない近道の誘惑(起立ゴッコを監視する眼;浴室からの救援信号 ほか)
  • 4 日記帳は隙間だらけでよし(自転車衝突の無言劇;散歩をせかす直立の影 ほか)
  • 5 八十代の朝と九十代の朝(正月の淋しげな日の丸;歩き読書を戒める間もなく ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示
詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BD0698842X
  • ISBN
    • 9784121028051
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    237p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 親書誌ID
ページトップへ