サンスクリット入門 : インドの思想を育んだ「完全な言語」
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書誌事項
サンスクリット入門 : インドの思想を育んだ「完全な言語」
(中公新書, 2812)
中央公論新社, 2024.7
- タイトル別名
-
サンスクリット入門 : インドの思想を育んだ完全な言語
- タイトル読み
-
サンスクリット ニュウモン : インド ノ シソウ オ ハグクンダ「カンゼンナ ゲンゴ」
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内容説明・目次
内容説明
仏も塔も鳥居も瓦もジャングルもアバターも、サンスクリットに起源を持つ単語だ。紀元前4世紀に文法学者パーニニが完成させた言語であるサンスクリットは、プログラム言語のような厳密さと正確さと簡潔さを持ち、インド思想や仏伝などの記述に使われてきた。日本にも仏教と共に伝わり、五十音がサンスクリットに由来を持つようにその影響はいまなお大きい。「完全な言語」の文法を学びながら、思想と文学の精華に触れよう。
目次
- 文字と発音
- 音の変化と意味の変化
- 内連声の規則
- 母音の外連声の規則
- 絶対語末
- 子音の外連声の規則
- 私はブラフマンです。―1人称
- 君はそれである。―2人称
- 叡智はブラフマンである。―3人称
- 大馬さんが言った。―名詞と形容詞
- サラスヴァティーは聖なる川。―女性名詞
- 彼らは、香りのよい種々の蜂蜜酒を飲んだ。―i‐語幹とu‐語幹の名詞
- 彼は真実を語る苦行者たちによって元気づけられた。―子音語幹の名詞(1)
- あの山は火をもっている。煙をもっていることから。―子音語幹の名詞(2)
- 魂の不滅性と身体の本来的可滅性は憂いの原因ではない。―an‐語幹の名詞
- 牛車や舟では、先生と同席してもよい。―特殊な語幹の名詞
- 彼がそのようにして行ったとき、太陽が2つあると我々は思った。―処格絶対節
- 作者の知られざるがゆえに人為ならずとは言えない。―tr‐語幹の親族名詞と動作者名詞
- 知覚より重要な認識手段はない。―形容詞の比較級と最上級
- あなたは誰ですか。それは何ですか。―疑問詞〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より