道ならぬ恋の系譜学 : 近代作家の性愛とタブー

書誌事項

道ならぬ恋の系譜学 : 近代作家の性愛とタブー

ヨコタ村上孝之著

(平凡社新書, 1063)

平凡社, 2024.8

タイトル読み

ミチナラヌ コイ ノ ケイフガク : キンダイ サッカ ノ セイアイ ト タブー

注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

近親相姦のタブーは絶対的なものである。一方で、社会・文化的に形成され、時代とともに変化してきた性愛をめぐるグレー・ゾーンがある。「絶対ダメ」の世界に隣接する曖昧な男女の仲は、どのように禁じられ、また許されてきたのか。姪との関係、妻の略奪・譲渡、女中や教え子と…。近代作家の言説や歴史的事件から、さまざまな「道ならぬ恋」の様相を探る。

目次

  • 第1章 姪との仲―島崎藤村の場合
  • 第2章 妻の譲渡―谷崎潤一郎の場合
  • 第3章 上司の妻との仲―岡倉天心の場合
  • 第4章 花街の女との仲―坪内逍遙の場合
  • 第5章 外国人との仲―生島治郎の場合
  • 第6章 女中との仲―志賀直哉の場合
  • 第7章 教え子との仲―田山花袋の場合

「BOOKデータベース」 より

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