精神医学の方法論
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精神医学の方法論
金剛出版, 1986.4
- タイトル読み
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セイシン イガク ノ ホウホウロン
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精神医学の方法論
1986
限定公開 -
精神医学の方法論
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注記
文献: 各章末
収録内容
- 精神医学の方法論
- 精神医学における「意味」と「無意味」
- 二つの三島由紀夫論
内容説明・目次
内容説明
「ファントム空間論」なる独創的な精神分裂病論で知られる著者が,その理論の科学性や妥当性を疑問視されがちな精神医学に,方法論的裏づけを与えた貴重な論考。まず著者は,ヤスパースの「了解」からいかにして現象学や精神分析学の「説明」が生じてくるかを,哲学や化学,数学の方法論を援用しながら解析し,精神医学に確固たる根拠を与えようとする。つづいて「意味」を「無意味」と,「合理」を「非合理」と対比しながら、臨床の根本問題を明快に指摘し,提示する。精神医学を越えて人間学すべてに通ずる議論であり,あらゆる領域の好学の士にも大きな興味と興奮を与えるに違いない。三島由紀夫を材料とした「方法論」応用の試みも,著者の人間直感が滲み出た興味深い論考である。
目次
- 1 精神医学の方法論
- 2 精神医学における「意味」と「無意味」
- 3 二つの三島由紀夫論
「BOOKデータベース」 より