D.H.ロレンスの詩 : 「闇」と光をめぐって

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D.H.ロレンスの詩 : 「闇」と光をめぐって

飯田武郎著

九州大学出版会, 1986.9

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DHロレンスの詩 : 闇と光をめぐって

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D.H.ロレンス ノ シ : ヤミ ト ヒカリ オ メグッテ

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Note

ロレンスの肖像あり

参考文献: p[213]-224

Description and Table of Contents

Description

D.H.ロレンスは一般に小説家として知られているが、詩人としてもすぐれており、19歳ごろからその生涯を終える44歳までの短い創作期間に、長短合わせて約1000編もの詩を書いている。それらの詩の題材はかなり広範囲にわたっているが、その中でも特に、自然や人間の生命の輝き、もろもろの存在の根源としての「闇」(“darkness”)を歌った詩は、彼の詩の特質を最もよく表わしているように思われる。そこで本書においては、ロレンスが、自然や人間の生きた姿に触れ、その命の輝きを、さらにまた、生命ある存在の内奥のあるいは背後の「闇」を、それぞれどのように捉え表現したかについて検討することにしたい。

Table of Contents

  • 第1章 初期の詩:Love Poems and OthersとAmores等
  • 第2章 中期の詩 1:Look! We Have Come Through!
  • 第3章 中期の詩 2:Birds, Beasts and Flowers
  • 第4章 後期の詩 1:PansiesとNettlesとMore Pansies
  • 第5章 後期の詩 2:Last Poems
  • 第6章 「暗夜の太陽」というトポスについて
  • 第7章 ロレンスの詩と讃美歌

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