ポンパドゥール夫人 : ロココの開花と革命の予兆
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ポンパドゥール夫人 : ロココの開花と革命の予兆
河出書房新社, 1986.12
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La Pompadour.
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ポンパドゥール フジン : ロココ ノ カイカ ト カクメイ ノ ヨチョウ
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Note
ポンパドゥールの肖像あり
巻末:ポンパドゥール夫人関係略年表
Description and Table of Contents
Description
平民出身ながら、美貌と才知を武器に、国王ルイ15世の寵姫にのしあがり、国政にまで参与して内外に権力をふるった女性、ということであれば、権勢欲にとり憑かれた野心家という印象で、ポンパドゥール夫人の評価はかんばしくない。とりわけ、彼女の政治的影響力がフランスに災いを招いたとして断罪する意見もある。にもかかわらず著者は、善良で、世話ずきで、健気で、率直なこの女性に対して、寛容な気持にならざるを得ない。そして、彼女の政治が挫折したのは彼女だけの責任ではないし、彼女の芸術への影響力、それに一見華やかに見えはするが現実は苦難にみちたその生涯が、彼女が失敗したすべてのことに対する釈明になっている、という。
Table of Contents
- 1 憂愁の王ルイ15世
- 2 セナールの森の美女ジャンヌ・アントワネット
- 3 ヴェルサイユ宮殿へ
- 4 勝利するポンパドゥール侯爵夫人
- 5 花ひらくロココ芸術
- 6 愛から友情へ
- 7 政治への参入
- 8 侯爵夫人の回心
- 9 《同盟関係の逆転》
- 10 ルイ15世暗殺未遂事件
- 11 ベルニスの失寵
- 12 7年戦争の展開
- 13 晩年
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