三くだり半 : 江戸の離婚と女性たち

書誌事項

三くだり半 : 江戸の離婚と女性たち

高木侃著

(平凡社選書, 105)

平凡社, 1987.3

タイトル別名

三くだり半 : 江戸の離婚と女性たち

タイトル読み

ミクダリハン : エド ノ リコン ト ジョセイ タチ

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内容説明・目次

内容説明

〈三くだり半〉といえば、妻を自由に離縁できる夫、泣く泣く実家に帰る哀れな妻、というイメージがある。つまり、江戸時代の庶民の離婚は、夫による〈追い出し離婚〉いわゆる〈夫専権離婚〉であったという。しかし実際には、妻の〈飛び出し離婚〉もかなりあり、双方の協議をともなう〈熟談離婚〉であった。550通の離縁状の収集・分析を通して、従来の一面的な三くだり半のイメージを破り、江戸時代の離婚の実態を明らかにする。

目次

  • 離婚いまむかし
  • 離縁状と幕府法
  • 「我等勝手ニ付」の離縁状
  • 離縁状と離婚実態
  • 離縁状と子ども・財産・家
  • 離縁状の形態
  • 離婚理由
  • 離縁状の地域性
  • 3行半のこと
  • なぜ3行半なのか
  • 離縁状いろいろ
  • 帰縁証文
  • 先渡し離縁状
  • 離縁状返り一札
  • 聟養子の離縁状
  • 妾の離縁状
  • 明治時代の離縁状
  • 執心切れ一札

「BOOKデータベース」 より

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