日本開化小史
著者
書誌事項
日本開化小史
(岩波文庫, 青(33)-113-1,
岩波書店, 1964.6
改版
- タイトル読み
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ニホン カイカ ショウシ
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内容説明・目次
内容説明
明治の経済学者で、政治家・実業家であった田口卯吉(1855‐1905)が、外来の文明史と日本古来の歴史に範をとりつつ、経済事情と精神文明との相関関係を軸にして日本史を通観した、初めての本格的文明史論である。豊かな学殖にもとづいて、西洋の新思想と日本の伝統とを渾然と統一した本書は、わが国の近代史学に影響を与えた。
目次
- 神道の濫觴より佛法の弘まりしまで
- 漢學の渡りしより京都の衰へしまで
- 封建の權輿より鎌倉政府創立に至る迄の地方の有様
- 鎌倉政府の創業より其治世の間の有様
- 鎌倉政府の滅亡より南北朝の戰まで
- 南北朝の戰亂以後戰國に至るまで
- 日本文學の起原より千八百年代まで
- 鎌倉政府創立以後戰國に至るの間日本文學の沿革
- 戰國亂離の有樣より二千三百年代の半頃まで
- 徳川氏禍亂を戡定せしより二千五百年代の末に至る
- 徳川氏治政の間に世に顕はれたる開化の現象
- 徳川治政の間勤王の氣の発せし事
「BOOKデータベース」 より